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バケットリスト・ボードで夢と希望の扉を開く
バケットリスト・ボードで夢と希望の扉を開く

5月 01 2024 / Round the Table Magazine

バケットリスト・ボードで夢と希望の扉を開く

待合室にお客さまがバケットリストを実現した写真を飾ったボードを置き期待値を明確にする。

対象のトピックス

私たちのオフィスを訪れるお客さまはまず黒板を目にします。そこにはバケットリスト(訳注:悔いのない人生のためにやっておきたいことリスト)達成を祝うクライアントの写真が飾られています。これは私たちが主導するバケットリスト・ボードで、テーマは毎年変わります。今年は“Defy your age(年齢に逆らおう)”がテーマなので、年齢に逆らってやってみたことを撮影した写真を出してくださいと呼び掛けています。例えば、若い夫婦が経済的にゆとりのある年配の夫婦にしかできないような豪華な経験をしたり、78歳の方がジップラインを楽しんだりした写真です。

待合室にいるお客さまは楽しそうな人たちの写真を見て、私たちの顧客担当スペシャリストに質問をしたり、私との会話で話題にしたりします。「バケットリストのボードをご覧になりましたか」で会話を始めることで雰囲気が定まります。

以前は数字の話をするのが私の定番でした。面談ではいつも数字について話していました。でも今はこのボードのおかげで違う会話をするようになりました。クライアントの希望や目標についての会話が増え、将来何をしたいかを質問します。クライアントは待合室でボードを見ながら「この会社は夢をかなえる手助けをしている。自分の夢もかなうかもしれない」という期待を持つのです。ほかのお客さまがシェアしてくださった夢の話を知ることで、会議室に入って椅子に座るころには心の壁が取り払われ、自分の希望や目標を語ってくれるようになります。

クライアントがどんなことをやり遂げたかを見るのは実に楽しいものです。このアイディアのきっかけは、Ben Nemtin(『What Do You Want to Do Before You Die: 死ぬまでにやりたいこと』の著者で、2019年MDRTアニュアル・ミーティングの講師)の話を聞いたことです。1月には「ああ、これをやってみたいけれど無理だろう」と言っていた人が、12月には実際にそれを実行している写真を送ってくれたときは、私も心を動かされました。

このボードの写真やメッセージは、その年が終わってもすべて保管し、壁の別の場所に移動させます。そうすることで、新しいクライアントが来たときに(私たちのお客さまはほとんどが紹介です)お知り合いのバケットリストを達成した姿も見てもらえます。

写真を送ってくれたクライアントは皆、メディア露出承諾書に同意し、自分が送った写真が私たちのオフィスに飾られ、人の目に触れる可能性があることを了承してくれています。今はまだウェブサイトには載せていませんが、バーチャル化が進めば、オンライン上の顧客にも見てもらえるようにサイトに写真のコラージュを掲載する予定です。そのような写真の共有は楽しいだけでなく、私たちの関心が数字だけではないことも理解してもらえます。

Rebecca Gonzalezはアメリカ、ウィスコンシン州の8年間MDRT会員 Contact: rebecca@rebeccajgonzalez.com

Ben Nemtinが2019年MDRTアニュアル・ミーティングで行ったプレゼンテーションの動画はmdrt.org/ben-nemtin-videoでご視聴いただけます。