
どうしても仕事モードになりきれない、やる気が湧いてこないという日は誰にでもあります。どんな日も皆さんのキャリアで最高の日になる可能性があり、MDRT会員は間違いなくそうしたすばらしい日々を経験されたことがあるでしょう。しかしそれが毎日続くことはありません。どんなときも高い目標を見失うことなく、気だるい日を生産的な1日に変えるための、10の秘訣を試してください。
1. 長期ペンディングの見込客に再アプローチする。
その見込客も当時は保険に興味があったはずです。あとはタイミングだけ。こうした見込客を記憶とともに掘り起こし、再アプローチしてみるのも良いかもしれません。
2. 満期日を確認する。
譲渡性定期預金(訳注:アメリカでは定期預金のほとんどが譲渡性預金)や国債など投資型金融商品を持っているお客さまや見込客リストを見直し、満期日はいつか、運用実績はどうかを確認した上で満期の2週間前に面談を設定しましょう。
3. 契約内容確認や見直しのための面談を設定する。
お客さまがアドバイザーに期待するのは定期的な連絡にほかなりません。少なくとも年に一度は一人ひとりのお客さまと話す機会を設けていますか。お客さまの生活に何らかの変化があったかもしれません。
4. ケアが行き届いていないお客さまを見つける。
担当者が変更になったお客さまや単に消極的なお客さまもいるかもしれません。全てのお客さまはしっかりケアされるべきです。こうしたお客さまをウォーム(温かい)リーズととらえてその方をよく理解することで追加のご契約を頂かる可能性もあります。
5. 誕生日や記念日をお祝いする。
CRMシステム(顧客情報データベース)で難なく調べることができるはず。常に手元にお祝いカードを用意しておき、少しの時間ができたらさっとお祝いのメッセージを書き、宛先も手書きして切手を貼って封筒に入れて送る。こうしていつでも特別な日をお祝いできる準備をしておきましょう。
6. ご家族やご親戚もお忘れなく。
ご家族やご親戚のなかにまだご契約をお預かりできていない方がいるかもしれません。遠く離れたところに住むめったに会えないご親戚など、実際にあることです。そんな方々の誕生日や記念日を誰がお祝いしているのかを探り、あなた自身もカードを送りましょう。きっとあなたの名前が目にとまるはず。
7. 継続学習で学び続ける。
おっくうかもしれませんが、これは皆さんの義務でもあります。オンラインで受講できるコースも充実していますので少し活動ペースを抑えたい日にはぜひお試しください。
8. LinkedInでつながる。
ネットワークづくりに力を注いでください。ビジネスに発展する可能性のある人をネットワークに加えること。ニッチ・マーケットとして特定の職種や企業に着目しても良いかもしれません。個人的なメッセージを送り、輪を広げていきましょう。ただし、所属している会社でLinkedInの利用にルールを設けている可能性もありますのでご留意ください。
9. LinkedInのメッセージや通知に目を配る。
LinkedInからは誕生日、就業記念日、昇進などあらゆる通知が送られてくるため、確認や反応が遅れてしまいがち。幸いLinkedInには自動返信機能がありますので、まずはこれを使って会話のきっかけをつくるのも良いかもしれません。
10. ソーシャル・メディアもひと通りチェックする。
周囲に結婚や出産をひかえた人や退職した人はいませんか?最近は婚約や子どもの出産、その他のライフ・イベントをソーシャル・メディアで共有する人が増えています。周囲の動きを敏感に捉えましょう。ビジネス・チャンスが潜んでいるかもしれません。
これらの活動は仕事をする気になれないときに取り組むのに適していますが、このリストを今後数ヶ月の活動プランに組み込むこともできます。日々のTo Doリストを作り取り組んでいけば、お客さまや見込客のネットワークとつながり続けることができるはずです。
Bryce SandersはPerceptive Business Solutions Inc.の社長を務めています。BRYCEは富裕層顧客の獲得に関する研修を金融サービスの専門家に提供しており「Captivating the Wealth Investor」の著者でもあります。連絡先はperceptivebusiness.com.