体力づくりとファイナンシャル・プランニングは1日で結果が出ます。さあ、今すぐ始めましょう!
というのは冗談で、短期間で即効性を期待するのは現実的ではありません。どちらにも忍耐と理解が必要です。体を作ることと財務目標を達成することはとても似ているのでShermaine Tanはファイナンシャル・プランニングのコンセプトをお客さまに分かりやすく説明するとき体づくりを例に挙げます。
彼女がこの両方に従事しているのには理由があります。シンガポールの2年間MDRT会員のTanは、大学時代からフィットネスを教えており、スピンクラスやリハビリに特化したトレーニングを指導するほか、認定ヨガ・インストラクターでもあります。この経験を生かし「フィットネス・コーチ兼ファイナンス・メンター」として、お客さまの資産のリターンを最大化し、予定より3~5年早く勇退できるようポートフォリオを再構築することを専門としています。
生涯続く責任
Tanがアドバイザーを目指すようになったのは大学時代のことです。学費の支払いに加えて、家族の住宅ローンの支払いもしなければなりませんでした。この重責に負けず、ファイナンスを整え、フィットネス・トレーナーや美容製品コンサルタント、車の展示会モデルなどの副業で得た収入の一部を、緊急時のための貯蓄資金やインフレ率の上昇に負けない投資資金として積み立てることに意欲を燃やしました。この経験からファイナンシャル・プランの大切さと、ファイナンシャル・ガイダンスを必要としている多くの女性がいることを認識するようになりました。
「同じような境遇にある多くの女性が、金銭面での判断を男性に大きく依存し、金融リテラシーの知識がほとんどないことを知りました。こうして私は、自分のファイナンシャル・プランのために正しい手段を身に付けるだけでなく、周りの人々のご家族や老後のために経済的安定を得るお手伝いをすることにしました」と言います。
多くのアドバイザーと同様にTanもソーシャル・メディアを通じて自分のブランディングとユニークなスキルセットを反映させようと努力しています。少なくとも週に1回はインスタグラムのフィードに投稿し、インスタグラムのストーリーには毎日投稿しています。
「日々の出来事、特に仕事と食事、そしてフィットネスのバランスをどのように取っているか見てもらうことで、新しい人との会話が生まれたり、音信不通だった人と再びつながったりすることができます」と述べます。
情熱的に時間をかけてフィットネスに取り組む私生活での姿をフォロワーに伝え、連絡を取り合うことを優先しています。始めの頃は教育的なコンテンツを多く作成していましたが、彼女自身とお客さま(家族を紹介していただくことが多い)の成長を助けるような精神面と専門的な日課を投稿する方がより価値があると判断しました。
「完璧な人はいなくて誰にもうまくいかないことがあると知っていただくことで親近感を抱いていただけます。しかし目標を立て、その目標を達成できたら身体的にも財政的にも大勢から一歩抜きんでることができます」と彼女は言います。
Tanの投稿には以下のアドバイスが含まれます。
- 一般的な体づくりのコツと彼女自身の日課
- 望む生活を送りながら財務目標を達成する方法
- フィットネスは一生懸命取り組むことと専門知識が必要なこと。アスリートは特定のフィットネス基準を達成するためパーソナル・トレーナーを付けていること。ファイナンシャル・アドバイザーも、顧客の財務管理と目標達成を支援する訓練を受けた専門家であること。
- 感謝イベントを主催したり、ソーシャル・メディアのライブ配信で参加を促す。
共に時間を過ごす
もちろんイベントはオンラインだけではありません。Tanは専門性と信頼を築くため、オフラインでパーソナル・ブランドを強化することにも熱心です。数年前から毎年リラクセーションと娯楽にフォーカスしたフィットネス・リトリートをさまざまな国で開催していました。最近では、午後だけの小規模なイベントから、週末のワークショップのような大規模なものまで実施しています。運動から得られる楽しみや健康効果だけでなく人間関係を築くことをとても大切にしています。そして彼女の専門性に深く関わってもらうことで、お客さまからの信頼をより強固なものにしています。
「長年フィットネスに携わってきましたが、お客さまとは共に汗を流すだけでなく、アドバイザーとしてもお仕事をいただいています。長年人間関係を育むのに費やしてきた時間はお金では買えません。お客さまがワークアウト仲間であれば、より深くつながることができます」と述べます。
CONTACT
Shermaine Tan maineysnippets@gmail.com
Audrey Hengはアジア太平洋市場向けのコンテンツ開発でMDRTを支援するコミュニケーション代理店のチーム ・ルイスの記者です。Contact: mdrteditorial@teamlewis.com