![トップ・オブ・ザ・テーブル8回 尾崎 志津子さんインタビュー ~新卒からコツコツと時間をかけて積み上げた実績~ [尾崎 志津子]](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fmembers.mdrt.org%2Fglobalassets%2Fdigizuite%2F31348-en-japan_written-interview_november01_interview-with-shizuko-ozaki-an-8-time-top-of-the-table-achiever.png&w=3840&q=75)
新卒からファイナンシャル・アドバイザー一筋
2023年、すでに9回目のトップ・オブ・ザ・テーブル達成となる尾崎会員は、大学を卒業後、新卒社員として保険会社に入社しファイナンシャル・アドバイザーとしてのキャリアをスタートしました。ほかの職業でキャリアや人脈を積み重ねてきたファイナンシャル・アドバイザーが多くいるこの業界で、「まさか自分がトップ・オブ・ザ・テーブルを何度も達成するなんて想像もしていませんでした」と微笑みながら当時を振り返っています。社会人としてのほかの業界での経験がなかった尾崎会員は、自分の年齢から上下5歳程度までの同世代を対象に個人保険を中心とする営業活動を始めたといいます。「全く人脈のない若手社員だったので、企業の経営者と知り合うようなチャンスもなく、同級生レベルの人とならコミュニケーションできる」というなかで、個人保険からコツコツとキャリアを積み上げていきました。
13年目にチャンスをつかむ
コツコツと順調に営業成績を伸ばしてきた尾崎会員に、13年目にして大きなチャンスが訪れました。出会った頃は19歳だったお客様が、ある企業経営者と結婚したことを切っ掛けに大きな保険契約の商談が進みました。「妻がお姉さんのように慕っている尾崎さんに、会社の保険を任せたい」とのことでした。尾崎会員は「もしトップ・オブ・ザ・テーブルを狙うのであれば、今年を逃したら絶対にできない」と強くトップ・オブ・ザ・テーブル達成を意識したといいます。続けて別の大きな企業の紹介も受けた尾崎会員は、この年、新卒から13年目にして初めてトップ・オブ・ザ・テーブル基準を達成しました。「自分がコミュニケーションできる同世代の人とつきあいを続けてくるなかで、10年以上たってようやく大きな商談を相談してもらえるような信頼に値するようになった」と当時の自身の成長を振り返っています。「正直なところ、トップ・オブ・ザ・テーブル達成までの道のりは長かった。私には他業界の経験が無かったので、若いころから積み上げてきたこと、その時にしかできなかったこと、学んだことはすべて保険に関係することでした。時間はかかりましたがそのすべての経験が自分の強みになっていったのだと思っています。」
3月時点までにコート・オブ・ザ・テーブル基準を達成する
チャンスを生かしてトップ・オブ・ザ・テーブル基準を達成した尾崎会員は、その翌年試練を迎えることになりました。前年に紹介で得た大きな企業の業績が計画通りに進まず、一転して保険契約が滞りかねないという状況に陥りました。その会社の動向を見守りながら頻繁に相談相手となるなかで、ほかの営業活動が十分にできなかったといいます。尾崎会員は2年目の壁に屈して、この年トップ・オブ・ザ・テーブル達成を逃すことになりました。その翌年、「運とかじゃなく、最初から計画をたてて、真のトップ・オブ・ザ・テーブル会員になろう」と誓った尾崎会員は、年が始まる時点ですでにMDRT基準に、3月までにはコート・オブ・ザ・テーブル基準に、残りの期間をかけてTOT基準を満たすという計画をたてて、その基準をクリアしました。「トップ・オブ・ザ・テーブルは普通にやっていたらできるという代物ではありません。例えば、企業の大きな契約や大人数の紹介といった特別な案件が必要です。そういう特別なものも見越して計画していかなければトップ・オブ・ザ・テーブル達成はいまでも難しい」と語っています。
トップ・オブ・ザ・テーブル会議は自分の将来を示してくれる
このインタビューは、尾崎会員がまさに世界中のトップ・オブ・ザ・テーブルメンバーが集まるトップ・オブ・ザ・テーブル会議の直後に行いました。帰国間もない尾崎会員は「すべての参加しているメンバーがトップ・オブ・ザ・テーブル基準を達成している人ばかりなので、その人達と話すことで自分自身のことを見直すことができるし、また将来への展望も開けてきます。本当に意義ある会議に参加させていただいていると実感しています」とトップ・オブ・ザ・テーブル会議について話しています。以前、トニー・ゴードンにアシスタントの採用について聞いたところ「できる人を採用するのでなく、性格のいい素直な人を採用することが大切」とのアドバイスをもらったといいます。このアドバイスを受けて多くの人を面接し採用したアシスタントは、尾崎会員の最良のパートナーになっています。「ファイナンシャル・アドバイザーは素晴らしい人ばかりです。そして素晴らしい人たちはどの方も高いボランティア精神をもっていて、MDRTの研修会や大会、組織活動に積極的に参加しアドバイスもしています。こうした良き先輩たちにならって、MDRT日本会の皆さんも是非MDRTの活動に積極的にかかわって欲しい」といいます。「私は新卒から仕事を始めたこともあり、他の方々とは少し違うところがあるかもしれませんが、コツコツと時間をかけて積み上げてきました。こうした経験を今後もみなさんにお話ししていきたいと思っています。」
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