Gina C. Stormont, ChFC, CLTCは過去30年間ほとんどオフィスで仕事をしたことがありません。その昔カリフォルニアに本社を置くディズニーの出版社に勤めていたとき、遠く離れたニューヨークから仕事をしていました。米国ニューヨーク州ブルックリン在住で10年間MDRTメンバーである彼女は過去の経験を生かしクライアントや仕事に微調整を加えることで大きな成功を収めています。クライアントは300人ほどで、経営者、医師、弁護士、またプロデューサー、アーティスト、ウェブ・デザイナー、レストラン経営者といったクリエーターのために財務計画を提案しています。
事前の連絡
Zoom会議の数日前にStormontはクライアントにアジェンダを送り、他に話し合いたい項目があれば追加してくださいと伝えます。追加された項目があれば、予定されたトピックに入る前に、まずそれを取り上げます。子どもが奨学金を受領し減給後の収入格差が解消されたので貯蓄プランをどうしたらいいか、など人生の予期せぬ変化についての質問が出ます。クライアントの苦痛や目標を優先し、教えるのではなくお手伝いさせていただく姿勢で対応します。
写真を使う
クライアントに子どもが生まれたら赤ちゃんの写真を送ってもらいます。そしてマグカップに赤ちゃんの写真と「おはようサンシャイン」というメッセージを入れてプレゼントします。「カップを取り出すたびに私のことを思い出してもらえます」と言います。子どもの成長とともに捨てられてしまうアイテムと違い、マグカップはずっと手元に置いてもらえます。このコンセプトはクライアントの家族が増えたときだけでなく、引っ越しの際にも使えます。Googleマップやオンライン・リストを利用して家の写真でパズルを作ります。どちらもテクノロジーを使い人々の節目を記念品にするものです。
技術面について
多くのアドバイザーと同様Stormontも、eMoney、Envestnet、RiskalyzeやMorningstarなど、さまざまなソフトウエアを利用しています。しかし他のアドバイザーと違っているのは毎週さまざまなテクノロジー企業にアポイントを取り、新しいことを学んでいることです。最近ではRiskalyzeでリスク評価ツールがプレゼンテーションにどう役立つかを深く学びました。またEnvestnetで4つの追加レポートを処理する方法も新たに学びました。「これらは全てとても奥が深く便利なツールです。使いこなすのが難しいのですが、学ぶことで業務の助けとなりクライアントの理解を深めるのに役立っています」と述べます。さらにNew York Lifeに勤務する8人のMDRTメンバーと月1回のバーチャル・ミーティングをスタートさせ、事務管理やテクノロジー活用のテクニックなどの情報交換をしています。
有意義なミーティング
スタッフとのオンライン・ミーティングは単に要点をまとめるだけになりがちです。しかしStormontはスタッフと信頼関係を築く機会にもしています。月曜日の朝のミーティングでは参加者に週末のエピソードと感謝したことについてシェアしてもらいます。金曜日のミーティングでは良い週末を過ごすよう声をかけます。結婚式に参加する人がいれば「楽しんできてください」と伝えます。これによりプライベートに気持ちが向き、仕事以外に大切なことを思い起こすことができます。
愛犬
Stormontfinancialstrategies.comの「The team」セクションを開くと、Stormontの家族であるTravisとRosieがオフィスの「感謝と心構えの大使」として紹介されています。4歳のミニ・バーニードゥードル(プードルとバーニーズ・マウンテン・ドックのハーフ)と、3歳のアキ・プー(秋田犬とプードルのハーフ)です。彼らはStormontのビデオ通話に頻繁に登場するだけでなく、小さな子どもを持つクライアントや動物好きのクライアントとの話題にもなります。「本当に楽しいですね。自宅でZoomをしているときも後ろで鳴き声が聞こえると思います。犬を黙らせることはできませんから」と笑います。犬がいることでクライアントとペットの話ができたり、クライアントとアドバイザーという関係をこえて、より深くつながることができます。
デジタルとアナログの融合
Stormontは常にクライアント経験の向上を目指しています。現在、彼女はコンプライアンス部門と協力してHandwryttenというアプリの利用を検討しています。これはユーザーの筆跡でバースデー・カードや年賀状(もちろん、パーティー・ハットをかぶった彼女の愛犬が登場します)を作成し、トップクライアントや重要な部署に送るものです。これを使うことで手書きする時間を省き、親愛の気持ちを表すことができます。コンプライアンス上承認が得られないことも考え、筆跡をフォント化してスタッフが代筆するバックアップ・プランも用意しています。
撮影の裏話
オンライン・ミーティングでは相手が見えます。しかし自分を録画する場合は自分の姿しか見えません。そこでStormontは考えました。オリエンテーションやプレゼンテーション用のビデオを録画するとき、21歳の娘Elizabethにカメラの後ろに座ってもらい、彼女の顔を見ながら話をするようにしました。(Elizabethはマーケティングとプロジェクト・マネジメントを担当、22歳の息子Nicholasはオペレーション・マネージャーを担当)「人がいることで自然に話ができますし、フィードバックももらえます。娘はうまく表現できていないところを率直に指摘してくれます」と言います。
Contact
Gina Stormont gina@stormontfinancialstrategies.com