多くの方々が新型コロナウイルス感染症の大流行で命はまったく予測不可能なものであり、保険が未知の事態に備え、身を守る手段であることを認識しました。
しかし保障の価値を理解する人が多くても、あなたから加入するとは限りません。
近年、生活にもコミュニケーションにもデジタルが浸透してきたのでWatie Kartonoは従来の口コミに加えてソーシャル・プラットフォームを通じて紹介をいただくようになりました。インドネシア、ジャカルタの6年間MDRT会員のKartonoの特徴はクライアントの期待を超える思いやりです。
頼まなくても紹介をいただくことがあるそうです。事務と保険金請求手続き、変更などの業務を担当する3名のスタッフとともに184名のお客さまを維持しています。「心をこめて接し、多くのサービスを提供したことで感動されたお客さまは、身近な方や遠方の親戚を紹介してくださいます」と言います。
海外で書類を受け取る
Kartonoはそれまで面識のなかったアドバイザーから、海外の医療機関で大事な領収書を入手できないでいるクライアントがいるので保険金請求を手伝ってほしいと頼まれました。ちょうどその国に旅行する予定だったので書類を受け取ると申し出ました。委任状をもって領収書を受け取り、無事に保険会社に提出することができました。おかげで給付金の手続きができたと感激したその方はWhatsAppグループに体験談を書いてKartonoの連絡先も載せました。これをきっかけにその方のご友人から保険の問い合わせを受けました。「その女性はクライアントではなかったのですが、心をこめて手伝いました」と語ります。知り合いが増えればMDRT Gives Dayの募金活動や、農村地帯で母子保健のサービスを提供するReachOut Foundationなどの慈善活動の支援者も増えるので一石二鳥だと言い添えました。「その女性は影響力のある方で、周囲はいつも彼女の意見を参考にしているのを後から知りました」
「その女性はクライアントではなかったのですが、心をこめて手伝いました」
病人の支援
インドネシア東部スンバ島で働いていた頃、あるクライアントがシンガポールで治療を受けることになりました。当人はそこまでする必要はないと言いましたがKartonoは診察に同行すると申し出ました。医師から大腸および腸内内視鏡検査が必要だと告げられた際には、検査費用が医療保険でカバーされることを事前に確認しました。また、クライアントの奥さまと2人のお子さんを支え、医師との面談にも同席しました。この方はステージ4の肝臓がんの女性も含め、病気治療中の親戚の相談に乗ってほしいとKartonoに依頼しました。そこで、化学療法を生涯続けなければならない女性が加入していた医療保険の保障額を計算して差し上げました。またその女性のご主人の要望でシンガポール以外の国でより安価な保険を見つけ、お子さん、お孫さん達を受取人として新規で保険を預かりました。さらに、お子さん、お孫さん達自身の保険も預かりました。滞在中にはシンガポール在住のクライアントに連絡を取り、サービスが必要な方を支援しました。
終末期の心の安らぎ
あるクライアントの男性が不治の病と闘う間、Kartonoは毎日電話やWhatsAppでご家族に連絡を取って話を聞き、支え、共に祈りました。その方がお亡くなりになった後は、ご遺族を訪問して寄り添いました。気落ちされた奥さまに手を差し伸べたことが、金融サービス・アドバイザーとしての職務を超える奉仕だったと思われたようです。程なくして、ご遺族のご友人から保険の相談を受けました。
Kartonoは対話力を向上させ、関心をひき、教育を提供するソーシャル・メディア・コンテンツを作る必要があると認識しました。そこでお客さまとの交流を促進するコンテンツを投稿できるように写真撮影やビデオ編集を学びました。また人前で話すトレーニングを受け、イントネーションや呼吸、会話のペース調整のスキルを身に付け、録画する際や面談に実践しています。
現在はWhatsAppとInstagramへのストーリー投稿に注力し、毎日最も反応がある時間帯に投稿するのが良いことも分かってきました。全てのメディアを同時に習得しようとはせず、それぞれのメディアで保険を探すタイプの方々へのアピールを試み、Instagramに詳しくなってから別のプラットフォームを学ぶつもりです。
1日に換算するとごく少額の保険料で大型の保険に加入できることを示したシンプルなInstagramの投稿でさえ、それを見た複数の人が彼女に連絡をし、やがてクライアントになりました。
「私達はパンデミックのせいで、オンラインで日常生活を送ることを余儀なくされました。そこからもチャンスが生まれます。コミュニケーションはより効果的、効率的になり、ソーシャル・メディアで保険の有効性が広く共有され、信頼性が高まりました」と述べました。
Lia Eunika PamelaはMDRTのアジア環太平洋市場向けのコンテンツ開発を担当するTeam Lewisのライターです。Contact: mdrteditorial@teamlewis.com
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