トップ・オブ・ザ・テーブルへの登録は順調でしたか?
私は初めてトップ・オブ・ザ・テーブル(TOT)へ登録した翌年にコート・オブ・ザ・テーブル(COT)へ落ちてしまいました。その翌年にTOTへ再登録したものの、その翌年には再びCOTへ戻ってしまいました。TOT基準はCOT基準の倍もあり、当時の私ではTOTを継続していくような力が無かったのだと思います。そんな時、あるTOTの先輩から100社くらいは常時顔を出せる企業のお客さまがあると丁度いいと言われました。当時の私のお客さまはせいぜい10社程度。10倍の数字には驚きましたが、100社のお客さまがあるファイナンシャルプランナーとはどんなものだろう。「丁度いい」という状態を一度経験してみたい、と思いたって100社のお客さまを獲得するチャレンジをはじめました。
どのようなプロセスでトップ・オブ・ザ・テーブルへの再登録を果たしたのですか?
100社のお客さまを獲得するというチャレンジはなかなか実を結びませんでした。それ以降、お客さまの数は順調に増えていったものの、5年連続でCOTに留まることになりました。でも、その5年間で潜在的なお客さまが増えて、徐々にTOTを続けることができるような実力がついてきたのではないかと思います。COTを5年間続けた後に、ようやくTOTに再登録することができました。その後8年連続でTOTを獲得し、そして今年TOT終身会員になることができました。100社のお客さまへのチャレンジがようやく成果となって現れました。100社のお客さまがあると、お客さまの状況に合わせて余裕をもってご提案できたり、相談にのったりすることができます。これが以前MDRTの先輩に言われた「丁度いい」ということなのだと実感しています。
専業主婦からの転身で苦労した点は?
私は専業主婦として子育てをしながら、ファイナンシャルプランナーをはじめました。専業主婦からの転身ということで、税金や金融の知識が豊富にあった訳ではありませんし、前職のコネクションがあった訳でもありません。何が強みかと聞かれても、なかなか人より優れた点を列挙することはできません。そのような状況でしたが、前職専業主婦ということで、時には子育てや受験などのお話をすることもありました。また5年日記を活用し、時々のお客様との会話を記し、常に過去をリフレインできるようにしてきました。背伸びをせず、自然体でお客様と接することを心がけています。強みのないところが、返ってこうした自然体の自分らしさを生んでくれたのかもしれません。
チームメンバーの存在はどのようなものですか?
私は自分が所属する会社の営業部長やチームメンバーとともにフィナンシャルプランナーを続けてきました。専業主婦の頃は自分の子供や夫に期待をかける側にいましたが、ファイナンシャルプランナーをはじめてからは、チームメンバーの期待に応える立場、チームメンバーを引っ張っていく立場に変わりました。こうした期待される立場にたったことが、自分の成長にとってとても効果的だったと思っています。TOTミーティングでお聞きしたTOT会員のすばらしいお話は、会社に持ち帰ってチームの仲間にも共有しています。日々の業務のなかで、まだまだ勉強不足だと感じることもありますし、そうしたことを社内や仲間、MDRTメンバーに気づかされることも多くあります。自分はとても恵まれた環境にいられることを本当に感謝しています。
Contact: MDRTeditorial@teamlewis.com